もやしハウス

旅行好きアニメオタクがやりたいことを貫くために生きる

【擬人化】Welq炎上から考える、「いまWebユーザがするべき自衛」【たとえ話】

▽スポンサーリンク▽

Web業界の端くれ人間として、DeNAの運営するキュレーションメディア「Welq」の炎上っぷりがみてらんなかったので自分の考えをまとめました。

 

Welq 炎上の概要と流れについてはこちらのブログが詳しいです。

www.landerblue.co.jp

 

 

Welqってなんで炎上してるの?

たとえ話をしましょう。

 

総合病院の広い敷地内に、いつからか白衣を着たおじさんがうろうろするようになりました。

白衣のおじさんは、タダで、なんでも病気のことを教えてくれます。

「白衣のおじさんはびょうきのものしりはかせだ!」

病院を訪れた人々はみな喜んでおじさんに話を聞きに行きます。

いつも病気に苦しんでいる患者のみんなが喜んでるから、病院の警備員さんもニコニコ。

病院に来る患者さんたちがたくさん立ち寄る広場で白衣のおじさんがみんなに囲まれているのを温かく眺めています。

 

 

ここからがWelqおじさんの問題点です。

 

①コンテンツのパクリ問題

なんと白衣のおじさんは、他のお医者さんの研究内容を「おじさんの論文に書いてあることだよ」とうそをついていたのです!

 

もちろん、白衣のおじさん=Welq、他のお医者さん=他の信頼性のある医療メディア のたとえです。

 

人が一生懸命作ったモノを黙って自分のモノかのように振る舞ったらダメですよね。

無料で公開されてるインターネット上のテキストだからいいじゃん!→そんなわけない

 

話の流れでどうしても必要な場合は「引用」を使います。

Webだと「blockquort」というタグをつけて引用であることを明らかに表現したりするのですが、Welqはそれもしないことが多い。

さも自分で1から書いたかのようなコピペ(+つぎはぎ+語尾リライト)をするからダメなのです。

 

そりゃもともとのコンテンツを書いた人、怒るよ…

著作権法とかの知識ももちろんだけど、大前提としてモラルとか常識、なかったのかな…

 

②根拠が明らかでない医療情報を載せてる問題

なんとおじさんは、お医者さんではなかったのです!!

おじさんは本物のお医者さんの立ち話を聞いて、それをさも自分が医学部で勉強してきたかのような口ぶりで、患者さんたちにドヤ顔で話していたのです!!

患者さんの中にはおじさんの言うことを信じて間違った治療法を勝手にやって、病状を悪化させてしまった人もいるとかいないとか…

 

 

DeNAはWelq以外にも多くのキュレーションメディアを運営しています。

ローラと渡辺直美のTVCMで有名な女子向けオシャレメディアのMERYが一番有名でしょうか。

美容とかお金とかオシャレとか、そういう分野はある程度根拠がなくても正直そんなに世間に影響は与えません。

これらと医療情報は一体何が違うのか?

 

医療情報は間違った内容だと人が死ぬ可能性があります。

「これぐらいなら大丈夫なんだ、病院いかなくてもいいや」→重症化 や

「この症状ならこの対策でよさそう」→違う で、死なないまでも健康被害が出ることだって十分考えられます。

 

オシャレはミスっても死にません。

根拠がなく、正しくないことを流布する医療情報は人間の人生を取り返しのつかない方向に変えてしまうおそれがあるのです。

そして、いくつかの告発ブログからは、Welqの編集体制にまともな医療情報を監修できる人間がいなかったことが垣間見えます。

これは大変な問題です。

Welq式っていつまで生き残るの?逃げ切れるの?

警備員さん=Googleが「このおっさんやばいやつや」と気づいて締め出せばおっさんは終わりです。

病院には再び平和が訪れるでしょう。

 

GoogleがYMYLの質を徹底的に追求したらWelqは検索上位から消えるでしょうね。

(※YMYL=Your Money or Your Life=お金や人生、生活についての情報)

SEOアップデートで力を失ったNAVERまとめのように。

 

ですが、そのアップデートがいつ走るかなんてGoogleの中の人以外にはわからないのに、我々の体を蝕む病魔は待ってはくれません。

頭痛はGoogleアップデートで起きてるんじゃない、今起こってるんだ!!

 

忙しい現代社会人は病院ひとつ行くにもなかなか休みも取れないため、病院でのコミュニケーションを最短ルートで行いたいですよね。

Webである程度下調べをしてから病院に行くことでお医者さんをちゃんと1回でカタをつけようと思ってた人が、うっかりWelqの記事を読んで信じてしまう→お医者さんに「Welqってサイトにこう書いてありました!!」とゴネる…ということが現実に発生しているそうです。

お医者さんすごい困るよねえ…。

その患者さんだけじゃなく、他の診療にまで影響でたらいよい洒落にならんぞ。

 

いまこの瞬間、我々一般のWeb市民はどう自衛するべきなのか?

「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」とはかの有名な2ch管理人さんの言葉ですが、これがインターネットの世界におけるすべてだと思います。

 

つまり、Welqだろーがなんだろーが、

Web上の情報はいったん全部疑ってかかれ

ということです。

 

もちろん、明らかに医療機関・医療関係企業が発信している情報or.jp(非営利法人ドメイン)なりgo.jp(政府機関ドメイン)などの明らかに権威性のあるサイトが発信している情報などは信じていい。

というか、「何がWeb上で信じていい情報なのか」を知っているかどうかがカギになります。

 

中長期的な話になってしまいますが、小学校中学校あたりで「インターネットの情報は真偽が定かでないものも多いよ」→「信じられる情報の見抜き方はこうだよ」を教えるのを義務化すべきだとすら思う。

 

また、うそをうそと見抜くためには一定の知識・教養が必要。

「この記事なんかおかしいな?」と気づくためには、基礎知識がないと厳しいですね…これも教育が要るって話になっちゃう。

これもまた中長期的な話ですね。

 

Welq、こんな運営だったらよかったのにね

技術的な話や法律的な話はさんざん他のブログで扱われているだろうから、ここでは話しません。

私はWelqに一番足りなかったのはユーザ(困ってる人)への思いやり=だったんだと思います。

もちろんDeNAも営利企業なので「慈善事業じゃねえんだよ!」というのは重々承知ですが、ユーザへの愛がないサービスはヒットしないと思うの。

「死にたい」キーワード問題のときも思ったけど、メディアって読んでくれるユーザと運営の対話なんですよ。

つらくてつらくてもうどうしようもない人に愛をもって接せられないメディアは、ユーザにも社会の人々にも愛されないと思う。

 

Googleからの愛は絶対じゃないよ。

絶対なのはユーザとステークホルダーへの愛と、その結果返してもらえる愛だけです。

マネタイズが悪いわけじゃない。

愛の無いマネタイズが悪。それだけです。

 

Welqの医療情報をみんなにわかりやすく伝える、というコンセプトはとても好きだっただけに今回の件は本当に残念です。

Welq及びDeNAが真実の愛を取り戻してくれることを切に願います。